〜健康は大事だな、と思う〜

健康のことが気になる年頃になりました。アラフィフで体験した多血症の治療、S状結腸穿孔(大腸穿孔)での入院と手術、そして人工肛門(ストーマ)の造設について綴るブログです。素人の主観ですが、同じ疾患の方に少しでもお役に立てば幸いです。

突然の、腹痛と発熱。

 

原因不明の腹痛

8月20日。いつも通りの朝を迎えて、いつも通りに出勤。

午前中はオンライン会議に出席したわけですが、

どうもこの会議中にお腹が痛み出しまして。

 

前日の19日、定期健康診断でバリウム検査(胃透視)を行ったのですが、

そういえば検査後に下剤を飲んだにもかかわらず「お通じの出が悪いなぁ」

なんて思っていたものですから、

腹痛の原因はバリウムがお腹の中に溜まっているのかしら、

何ていうくらいに考えていたんです。

ところが、腹痛は治まるどころかだんだんと酷くなってきました。

 

前日に定期健康診断を受診したクリニックに電話をして症状を伝えたところ、

「お近くの外来を受診してください」との返答。

なんだそりゃ!?と思いつつも、

13時頃に会社の近くにあるかかりつけのS医院を受診。

下剤のセンノシドと新レシカルボン、痛み止めのコリオパンを処方されました。

会社に戻り、直ぐに薬を服用するも、痛みが治まる気配がなく、

立っているのも辛くなってきたために、会社の医務室で休むことにしました。

 

熱も上がり、救急搬送

医務室のベッドに横になるものの、痛みが治まりそうな気配がありません。

その内に悪寒がし始めました。とにかく寒くて寒くて。

会社に置いてあった防寒着を着込んで寒さをしのぐことにしました。

 

16時半頃。お昼に受診したS医院のS先生が、

会社の医務室まで往診に来てくれました。

その頃には熱も38.8度になっていました。

S先生の診察の結果、反跳痛(押している時より、離した時の方が痛い)があり、

腹膜炎の可能性もあるとの事で、大きな病院で診てもらうことになったわけです。

S先生が近隣のあちこちの病院に電話をかけて受け入れ先を

探してくれたのですが・・・。

このコロナ禍、39度近い熱がある患者を受け入れてくれる病院が見つからず、

断られ続けること1時間。

結局、救急車を呼んで救急隊に病院を探してもらうことになりました。

そこでようやく受け入れてくれたのが、今回の入院先となったT総合病院。

f:id:ayazono_muro:20210904131508p:plainS状結腸に炎症があるらしく

18時半頃、ようやく救急車で搬送されることになりました。

ストレッチャーで運んでもらいましたが、

段差でガタンとなるたびにお腹に痛みが走る、そのような状態でした。

救急車が出発して約20分後、T総合病院に到着。

まずはコロナウイルスの検査から。

15分~20分ほど僕は放置され、陰性が出てからようやく診察開始。

CT、レントゲン、採血などの検査を行った結果、

大腸のS状結腸に炎症があることが分かり、即入院となりました。

救急外来のドクター曰く、治療方法は「絶食をして大腸を休める」とのこと。

人生で初めての入院となったわけです。

 

その時に気づいたんですけど、

会社から搬送されたので、入院に必要なモノ、何も持ってきてないよ~。

 

入院、そして絶食

痛み止めの点滴のおかげか、しばらくすると痛みがやや和らぎました。

看護師さんより、入院に関する資料や申込書の類を渡されたので、目を通して署名。

 

21時頃、病室に入りました。

その夜から(正確には昼から)絶食することになったわけです。

ビーフリードという栄養剤の点滴を投与開始。

その日は下痢症状が続き、夜中は1時間おきに、

明け方は30分おきにトイレに行く状態。

腹痛に加え頭痛もあり、ほぼ寝られず。

明け方の4時頃に痛み止めの点滴を投与してもらったので、

1時間ほど眠ることが出来ました。