緊急手術、そして人工肛門を造設。
人工肛門の造設を告げられる
8月26日、19時過ぎ。再びT総合病院に到着。
退院したその日のうちに帰ってきてしまった・・・。
T総合病院では、二度目のコロナウイルスの検査を実施。
結果が出るまで僕は放置状態。
そして、陰性が判明してから、CTや採血などの検査が開始されました。
腕からだけではなく左右の股の付け根からも採血され、
もう痛いとか言っていられない状態。
検査の結果、やはり大腸に穴が開いていることに間違いないらしく、
緊急手術が必要ということになりました。
このときの時刻は20時頃だったでしょうか。
この時間にもかかわらず、1回目の入院時に主治医だったM先生がいました。
M先生からは「人工肛門を造設して大腸を休ませないといけない」との
説明がありました。
僕は、嫌だとごねましたが、こののち執刀医となる外科のH先生からも
「人工肛門にしないとまた穴が開いてしまうかもしれない」と念押しされ。
説得時間わずか15分ほどで、人工肛門の造設を余儀なくされてしまいました。
なぜ大腸に穴が開いたのかを考える
手術までの間、お腹の痛みと戦いながらいろいろなことを考えました。
1回目の入院の際に行なった大腸カメラの検査時には、穿孔の兆候が無かったのか?
大腸の奥までは見なかったと聞いたけど、
もしかしたらその先に何かあったのではないか?
そもそも絶食のみの治療方針って正しかったのか?
素人ながらいろいろなことを考えました。
別に病院を疑っているわけではないんですけどね。
ただ素人的に、ちょっと疑問を感じてしまったわけですよ。
始まることに対しての不安・・・。
本当に長い長い夜が始まったわけですね。
夜に緊急手術
そして21時過ぎ、ストレッチャーで手術室に移動。
ヘアキャップをかぶらされて、フルネームを確認。
救急外来の看護師さんから手術室の看護師さんにバトンタッチされました。
初めての手術。
丸い無影灯が2基並んでいるのが見えました。
酸素マスクを口の近くに当てられて「まだ麻酔は出ないですからねー」と看護師さん。
しかし、鎮静剤か麻酔が効いたのか、わずか数分でその後の記憶がなくなり、
気づけばICUのベッドの上でした。
「手術は無事に終わりましたよ」という看護師さんの声で麻酔から覚めたのですが、
とにかく身体が寒くて寒くて。ガタガタと震えるくらい寒かった。
「今、電気毛布で温めてますからね」と看護師さんに言われて、
しばらくは寒さを我慢。
その次に辛かったのが喉の渇き。
酸素マスクを着けているせいか、口の中がガビガビに乾くわけでして。
でも水を飲んではいけないそうで、
濡れたスポンジで口の中を湿らせてもらった時には、
少しばかりラクになりました。
結局、その日は眠ることが出来ず。
窓の外が明るくなり始め、長い長い夜が明けたのでした。