〜健康は大事だな、と思う〜

健康のことが気になる年頃になりました。アラフィフで体験した多血症の治療、S状結腸穿孔(大腸穿孔)での入院と手術、そして人工肛門(ストーマ)の造設について綴るブログです。素人の主観ですが、同じ疾患の方に少しでもお役に立てば幸いです。

ストーマ造設手術、直後のことを思い出してみて。

 

大腸のS状結腸に穴が空いた(S状結腸穿孔)ため、緊急手術を行い、

一時的な人工肛門ストーマ)を造設せざるを得なくなってから、

早10か月が経過しました。

 

穿孔した時、緊急手術が必要と医師から言われ、

手術まであと1時間、というときに、術式についての説明を受けました。

なんと、人工肛門ストーマ)を造設して帰ってくるとのこと。

一時的でもストーマを造設しないと、炎症が起こった部分が完治せず、

生涯にわたってストーマが必要になるかもしれない、との説明。

僕はこの「一時的」という言葉を信じるしかなく、

わずか15分間の医師からの説得に応じたわけです。

 

当然、ストーマを造設するという認識も、知識も、

何もなかったわけですから、

手術が成功するかどうかという問題よりも、

ストーマを造設したあとの生活が不安で不安で仕方ありませんでした。

 

そして、手術が無事に終了した翌朝のICU

看護師さんに「ストーマ見てみますか?」と言われたので、

自分のお腹を鏡越しに見てみました。

何やら透明の袋がついている。

看護師さんたちが、その透明の袋の接着部分をはがしてくれる。

そうすると、梅干しのようなストーマが鏡越しに見えました。

「はぁ~、これが現実かぁ」というような気分。

 

手術後、しばらくの間は、ストーマ袋(パウチ)の交換や、

排せつ物の処理を看護師さんたちがやってくれていましたが、

後々には、これらを自分でしないといけないと考えると、

入院中は本当に辛い気持ちだったことが思い出されます。